制作会社から見た集客できないホームページの特徴

カテゴリー集客

ホームページの件で様々なお問い合わせを頂く中でも多いご相談内容が、

「ホームページを数年前に作り、当初は問合せがあったけど、1年も経つと年に数回しかホームページからのお問い合わせがなくなってしまい、制作会社に相談しても何かブログを書いて情報配信してくださいと言われてもよく分からなく、放置状態です。どうにか集客できるようになりませんか?」

という感じです。
制作当初は集客できていたのに継続して集客することができないことには、いくつかの問題があるかと思います。今までの制作相談の中でWEB集客できていない理由をご紹介します。

目次

デザイン重視

カッコいいデザイン、オシャレなデザイン、かわいいデザインなどデザインを重視したホームページ制作です。デザインを重視した制作がいけないという訳ではありません。デザインも求めながら、SEO対策もおこないWEB集客もしたいということであれば、やはりそれなりの制作費用が必要になってきます。 インターネットを検索する8割がスマホからおこなっている現在、小さい画面のためデザイン重視にする必要があるのかどうかを検討されたほうがいいかも知れません。まずは、ホームページを検索上位に表示して、見てもらい、集客に繋がるサイトが重要になってきます。 あなたが満足するホームページを作るのではなく、ホームページを見てくれる方にとって分かりやすく、必要な情報が記載されているかというユーザー目線が大切になります。

コンテンツが少ない

コンテンツとは情報量のことです。
必要最低限の情報しか記載していないホームページもありますが、訪問者にきちんと分かるように公開できるすべての情報を記載するのが望ましいです。

よく当社のお客様にお伝えするのが、

  • 秘伝のタレを使っていることが分かる鰻屋
  • 秘伝のタレを使っているけど伝えていない鰻屋

があったとき、あなたはどちらの鰻屋に行きたいと思いますか。
他の会社と同じことをしているのであれば、そのこともしっかりと記載する必要があります。その上で、あなたの強みや特徴も伝える必要があります。

情報量が少ないと訪問者にとって必要な情報や知りたい情報がなかったりして、他のサイトに流れてしまう可能性があります。当たり前にしていること、分かっていることだから書かないではなく、会社の情報としてすべてが伝わるように構成することが大切です。

1ドメインに複数事業

1つのドメインに事業内容が違うコンテンツをまとめてしまうとSEOに不利に働く可能性があります。

例えば、リフォーム会社さんがリフォーム事業と新たに不動産事業にも取り組みされることになりました。予算の都合もあり、リフォームサイトの中に不動産事業のページを作って欲しいとのことで依頼を受けました。しかし、リサーチしてみると、リフォームサイトと不動産サイトが一つになっているサイトは、狙っているキーワードで上位表示されていません。そのため、不動産サイトを追加することでリフォームサイトの順位が下がる可能性があること、SEO対策をおこなっても順位は回復しない可能性があることをご理解頂き、その上で一つのサイトに作りたいとのことでしたので作成しました。
しかし、リフォームサイトは不動産事業を追加したことで順位が徐々に下がっていきました。このままだと良くないですし、集客にも影響するので不動産事業を切り離して作成したところ順位が元に戻ったというケースがあります。

事前リサーチも必要ですが、見せ方やまとめ方なども考えて作る必要があります。

自分でHPを作成

コスト削減のため、自分でホームページを作成される方も多いと思いますが、集客するためにはSEOに関する知識が必要になります。ただ、作るだけで集客ができる訳ではありません。リサーチ、対策、作成、運用と集客するために、検索結果で上位表示を目指す必要があります。
自社で知識を付けたい、色々と検証したいということであれば試行錯誤されることはいいことだと思います。でも、時間が掛かります。

SEO対策をしていない

SEOとは、検索エンジン最適化といい、ホームページを上位表示させる要素です。Googleのアルゴリズムの判定により検索順位が変動します。判定項目は200以上あると言われていますが詳しい基準は公開されていません。
でも、Googleは「検索エンジン最適化スターターガイド」を公開しており、その内容を踏まえてホームページを制作するときに何に注意しないといけないのか、どんな対策が必要なのかを理解して対策をする必要があります。
SEO対策を考えずに作っているサイトは、WEB集客することは難しいです。最低限の設定すべきこと、意識して作る項目がありますので、そこは押さえておく必要があります。

情報配信をしていない

ホームページを制作会社が作り、公開してからそのままの状態にしているケースがあります。集客するためには、ホームページで情報配信していくことが必要だと考えています。
リフォーム会社など、施工事例が定期的に発生する場合は、その情報を記事にして公開することが集客につながっていきます。この情報は、あなたの資産であり、当社が目指す資産となるホームページ作りの一つとなります。ホームページを情報配信の媒体として、どんどん使ってもらいたいと思います。
制作会社ではなく、お客様のほうで投稿機能や更新機能を使えないようなシステム構築の場合、集客には向いていないと考えたほうがいいです。

スマホ対応していない

スマホ対応のホームページのことをレスポンシブデザインといいます。画像・文字の大きさをスマホ画面に合わせた大きさに変更することができます。未対応のサイトは、パソコンもスマホも同じ大きさになるため、スマホ画面でホームページを見ると小さく表示され、見にくいサイトになります。 検索者の8割がスマホで検索するため、スマホ対応していないホームページは集客が難しいです。 Googleは「モバイルファーストインデックス」といって、スマホ検索時はスマホ対応しているホームページをインデックスして検索順位を決めています。そのため、スマホでのサイトの見え方や表示速度などが影響してきます。

ユーザー目線でない

ホームページ制作時にヒアリングをおこなうと、

  • デザインにこだわりたい
  • この情報は絶対に入れたい

と、会社側の意見を強く主張される方もいらっしゃいますが、ホームページを訪れてくれたユーザーが何を求めているのかを優先したほうがいいです。
制作会社としては、会社側の意見も尊重した形で制作することになりますが、目的は集客なので、集客できるサイトにするためユーザー目線で作っていかないとお問い合わせに繋げる動線ができなくなってしまいます。

低コストで考えた場合を想定しています。

集客とマーケティングは違う

集客とは、ホームページや店舗などに人を集めることです。すでに商品やサービスがある状態です。WEB集客なら、その商品やサービスへのお問い合わせや来店に繋げることで売上に繋がる可能性があります。 マーケティングとは、商品の開発・販売・宣伝などの一連の流れをいいます。これから商品やサービスを作り、売れる仕組みを作るのがマーケティングです。集客も含まれていますが、WEB集客が含まれているかは依頼会社に確認が必要です。 WEB集客はSEO・SNS・MEO・メルマガなどの対策が必要になります。マーケティングからおこなう場合、費用面でも大きな差が出てきます。

分かりにくい

ブログと違いビジネスサイトは、トップページにしっかりと情報を記載して訪問者が解決したいことの道筋を作ってあげる必要があります。
例えば、整骨院・整体院などの場合、そこでどんな矯正や施術を受けられるのかを知りたい訳です。どうやって矯正して、どうなったのかを知りたいと思います。それを、しっかりと道筋を作って少ないクリック数で知りたい情報が見つけられるようにしていくことが大切です。
知りたい情報が見つけられないホームページだと、すぐに離脱して次のホームページを開き、知りたい情報などを確認するので、分かりやすさも大切です。

まとめ

集客できないホームページの特徴として10の項目を挙げさせて頂きました。費用を掛けて制作するのであれば、そんなに気にすることではないかも知れませんが、コストを抑えて制作したいときには、集客するために必要な項目を確認しておくといいと思います。

 

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